「親なきあと」の課題とは
それぞれ課題は十人十色ですが,大別すると「人・もの・金」に集約されます。
100%の解決策はありませんが、ケースとしてご覧ください。
①お金で困らないための準備をどうするか
→将来の収入と支出を見積もって,足りなければ補う仕組みを整える
→お金をたくさん残すことより,残したお金が本人の生活のために使われる仕組みを準備する
②生活の場をどのように確保するか
→障害者支援施設の利用,グループホームの利用,ひとり暮らし,親族との生活
③日常生活で困った時のフォローをどうするか
→まづは,福祉サービスを利用し地域に知ってもらう。知ってくれている人を増やす
→兄弟姉妹や親族を必要以上に頼らず,サポーターの一人ととらえる
参考:障害のある子の「親なきあと」 渡部伸先生著